家でレコ掘り Vol.9 Love Spell/The Stylistics('79)

junpee2007-10-28

一昨日のタモリ倶楽部は音楽ネタで久々に面白かった。昭和40〜50年代当時の喫茶店などでBGM代わりに流されていたインスト歌謡レコの特集。原曲を完全に無視した大胆なアレンジ、卓抜な演奏力、ミュージシャンの自我の強さなど、聴くべきところが多そうな内容のレコードなんですね〜。今後この手の盤が値上がりする日が来たりして…?
今日は昔の買いレコより、あのスタイリスティックスの79年作を。2002年にCD化された前年作"In Fashion"に引き続く、テディ・ランダッツオプロデュースの好盤です。初期作の華麗な甘さを残しつつ、時代にあった洗練さを取り入れた点が素晴らしく、当時流行のディスコ系にはしっていないところが好感度大な1枚。アルバム中白眉なのが76年にJay Blackが発表したスリリングなメロウ・グルーヴA3"One Night Affair"。原曲に比してテンポが若干遅めではありますが、次々と繰り出されるハイテンションなアレンジにアドレナリン出まくり。彼らのスタイルに相応しいお洒落さも良いですね。さらにもう一曲見逃せないのが、B1"Between Hello And Goodbye"。前年にハワイのSociety Of Sevenというグループが発表した黄昏メロウな傑作曲ですが、こちらの出来もなかなかのもの。LaLaLa…というコーラスも爽やかでいいですな。