今年の買いレコ Vol.61 S/T /Fruto Da Terra('81)

junpee2007-07-03

今週末は会社の旅行で金沢へ。ほんとは忙しくて旅行どころではないのだけどね…、前々より決まっていたことなので仕方がありませんな。しかし折角訪れるのだから、絶対訪れなければいけませんよね、地元のレコ屋に。金沢到着直後の数時間は自由行動なので、一生でこれきりかもしれない金沢の町でレコード掘ります!もう夜の宴会なんて、翌日の工芸なんてどうでもいいから少しでもレコード掘らせてくれぇ〜!と言いたいが、絶対通用しないな理解されないな(笑)。
今年の買いレコは夏を迎えブラジル特集へ。まず登場はミナスの6人組男性ヴォーカル・グループ、フルート・ダ・テラによる瑞々しいコーラス・ワークが爽やかな好盤から。ミナスで爽やかコーラスというと「青春」というキーワードが脳裏をよぎりますが、まさに健康的な健全ハーモニーと80年代初期ならではの洗練サウンドの絶妙なブレンドがいい感じ。イントロから軽やかに舞うフルートと風のような爽やかハーモニーの相性が抜群な、ジャズ・ワルツA2"Laranjal"、精緻なハーモニーとメロウ&ジャジーサウンドが心地よいA4"Na Baxia Do Sapateiro"、ハイテンションなサンバがかっこいいA5"Tenho Que Dizer"などスケールが大きく根っこの太いサウンドを堪能できる1枚です。