今年の買いレコ Vol.12 Dorothy's Harp/Dotrothy Ashby('69)

今日は久々にレコ買い敢行。いつものAMSでゆったりと買わせていただきました。思えば本格的にレコードを買い始めて早や8年。洋楽を聴き始めてから14年。完全に趣味を超えてライフサイクルとなった感がありますな。数年前全ての休日をレコ買いにあてていたほど情熱があった時期もあったけど、その頃はインターネットもしておらず、地道にガイド本などで欲しいレコードを探していたわけで…忙しい中週1回の休日を潰してまでレコードを買いに行く情熱の出所は…？それは聴いたこともない、素晴らしい音を探すことなんですねぇ。偶然でも良いんです、とにかくその桃源郷にたどり着きさえすれば、それでいいんです。それが僕の趣味。
今年の買いレコ12枚目。Jazz Meets Suburbiaシリーズで再発された女性ハープ奏者によるジャズ名盤。ハープでジャズ、というのもかなり違和感がありますが、買って聴いてみてその心地よいサウンドにかなり納得致しました次第。のっけのJim Webb作"By The Time I Get To Phoenix"のハイ・テンションなイントロから最高！maj9コード連発でアドレナリン出まくりですよ。ポロロン、と表現されるハープの調べもアコギの魅力に似てとても心地よい響き。ついでにソウル系グルーヴなリズムがバックとあらば、文句のつけようがありません。その他収録10曲のいずれも同様にかっこよく、品良く、心地よいトラックばかりで駄作ナシというか、むしろミラクル。久々にマジで意表をつかれた1枚。