今年の買いレコ Vol.10 Le Joir Se Leve Du Pied Gauche/Yvan Dautin('81)

junpee2007-02-09

いよいよ明日から県内市町村めぐりの旅。もちろん仕事なのですが(苦笑)、その関係で仕事終了後レンタカーをゲット。家まで帰る道すがらラジオでも聴くか、とダイヤルを合わせるものの、どの局もやかましいおしゃべりばかりで、聴きたい放送など皆無。しかしここだけは違いましたね、ラジオ日本。いきなり飛び込んできたのがオズモンズの"One Bad Apple"。ゴールデンの時間帯にこんな曲をかけるなんて、素敵すぎますよ。さすがビルボードの番組を放送していたラジオ局ですな。70年代前後のヒット曲をしこたま流した後、今度はポール・アンカをフィーチャー。しかも74年のアルバム"Anka"から2曲もかけるという、いまどきの公共電波では奇跡に近い内容。時々入り混じるネイティブ・スピーカーによる「演歌、演歌(Anka)」という発音も一種の空耳気分。チャカ・カーンは釈迦カーンだしなあ。
今年の買いレコ10枚目は、フランスのSSWによるAORな名盤。歯が痛いのか、気だるそうに頬杖をついているジャケ写には全く何のインパクトも感じませんが、音を聴いて驚きますねぇ…いきなりメロウMPBなA1"Longwy"が◎。フランスで録音されたブラジリアン名曲という感じですね。そして極めつけがジャジーなメロウ・ボサB3"Apres Bien Des Annees D'Errance"。暖かみのあるウッド・ベースに哀愁たっぷりなギター、そしてメロウに絡みつくエレピ&フルート…ささやくようなヴォーカルも味わい深く実に優しい、春の萌芽を感じさせる1曲。これからしばらくはヘビロです。