今年買ったレコード VOL.44 ときどき私は…/ 石川セリ('75)

アンニュイでちょっとハスキーな歌声がとても魅力的なシンガー、石川セリの名盤。アルバム冒頭のユーミン作品2曲からいきなり名曲。特にA-2「霧の桟橋」は、松任谷正隆のメロウなアレンジが素晴らしい、しっとりとした作品。続くA-3「ときどき私は…」は佐藤健の洒落たメロディが軽快な、メロウ・ミディアム。これがベスト・トラックでしょうか。さらにシュガー・ベイブがバック・コーラスで参加した、疾走16ビートA-5「なんとなく…」や極メロウなスローA-6「さよならの季節」、そして樋口康雄によるラテン・メロウB-5「フワフワ・WOW・WOW」なども注目曲。それにしてもインナーの写真は本当にお美しい…!